センバツ7日目。

昨日の習志野の勝利で、準決勝まで今日以外全部公立が登場することになりました。

今日はこの大会では珍しく私立のみの日。

私立デーでした。

あと、あやしい曲デーでもありました。

そして私は今日も絶賛疫病神でした(悲)。

第一試合 明豊(大分)×札幌大谷(北海道)
第二試合 龍谷大平安(京都)×盛岡大附(岩手)
第三試合 山梨学院(山梨)×筑陽学園(福岡)

第一試合 明豊(大分)×札幌大谷(北海道)

神宮大会優勝で今大会では高松商に次いで応援していた札幌大谷。

ステキ校歌で、好投手の及川雅貴投手を打ち崩して打撃好調で勝ち上がった明豊との対戦。

札幌大谷の先発は2年生の阿部剣友投手

197㎝の長身の投手です。

大阪桐蔭時代の藤浪晋太郎投手(現・阪神)と同じ身長。

私が見に行った神宮大会の試合で先発していました。

大方の予想は太田流星投手だったということですが、札幌大谷は投手が豊富なので、個人的にはそんなに不思議ではありませんでした。

明豊の先発は若杉晟汰投手。

初戦も良かったと記憶しています。

試合は4表に動き始めます。

札幌大谷が私の推し選手の釜萢大司選手の内野安打から連打で一死満塁とします。

西原健太選手の右翼への浅いフライで三塁走者の釜萢選手が帰ってくるかと思ったら、ここは一死ということもあったのか、ムリをせずタッチアップしませんでした。

しかし、この後次打者が遊ゴロでこの回無得点。

これが後々響いていった気がします。

そのウラ、一番の表悠斗選手に安打を打たれたところで阿部投手から太田投手に継投、二死を取るも、適時打で明豊が先制。

チャンスを逃した後の失点は厳しい。

流れが明豊に傾きつつある感じがしました。

5回にも明豊が追加点を挙げ2-0。

6回に先頭の釜萢選手の安打と敵失と適時打で札幌大谷は1点を返します。

8表にも釜萢選手が安打で出塁も盗塁死でチャンスを広げられず、最後は中堅手の山田昭太選手の好捕で試合終了。

新チームから負けなしの札幌大谷は初めての黒星。全国大会初の黒星でもあります(何か逆にすごい)。

今年も神宮大会覇者センバツでなかなか優勝できないジンクスでした。

そういえば、エースの西原選手は何で投げないのかと思っていたら怪我があったそうです。

今大会では登板せずに一塁手としての出場。

好投手と聞いているので、是非夏に戻ってきてほしいです。

あとは、釜萢選手、今日も良く打っていました。

これからも推していこうと思います。

そして、明豊はセンバツ初のベスト8

おめでとうございます!

明豊2-1札幌大谷

ところで、今日も明豊があやしい曲を演奏していました。

何も言われていないのかな。

もしかしたら、平安側も言わなくなったのかも。

第二試合 龍谷大平安(京都)×盛岡大附(岩手)

この試合、NHKの解説は前田正治さん。

前田正治さんは日本新薬の監督だったそうですが、その時、龍谷大平安の原田英彦監督が選手としていたらしい。

原田監督はキャプテンもされていたということで、そんな繋がりがあるのかと感動しました。

盛附の先発は予想された阿部秀俊投手ではなく木内優成投手

事前の予想と違う投手の先発が多いみたいです。

奇襲というか、やっぱり球数制限に備えてどこも複数いい投手を揃えているのかもしれない。

龍谷大平安の先発は初戦完投した野澤秀伍投手

野澤投手は初戦の時も緊張していたそうで、今回も緊張していたらしい。

1表に盛附は一死から3連打で満塁と攻めるも二者連続三振で無得点。

逆に龍谷大平安がウラに一死満塁のチャンスを作って3点先制をする。

龍谷大平安が主導権を奪った感じでしたが、5回に盛附が1点を返し2点差。

しかし、6ウラに龍谷大平安が一死二三塁から秋はベンチに入っていなかった背番号16の西川史礁選手が食らいついて適時打を放ち、2点追加。

その後も龍谷大平安が得点を重ねて快勝でした。

5回ウラから盛附は木内投手から阿部投手に継投したのですが、龍谷大平安は木内投手は予想外だったから、阿部投手来たーって感じだったのかな。

盛附は12安打放ちながら1得点でした。

ところで、試合の終盤くらいに盛附もあやしい曲を歌い出すというまさかな出来事。

いやいや本家の前で流石にまずいでしょ。

今大会あやしい曲演奏は本家龍谷大平安を含めて4校目。

人気なのはわかるけど、うーん。

龍谷大平安はどう対応するんでしょう。ちょっと気になるところ。

原田監督は史上16人目通算30勝ということです。

龍谷大平安9-1盛岡大附

第三試合 山梨学院(山梨)×筑陽学園(福岡)

初戦で強打の印象をつけた山梨学院。

初戦95球完投の西雄大投手が先発の筑陽学園。

神宮大会の優勝・準優勝が敗れる中でベスト4の筑陽学園は残れるだろうか。

初回に両チームが1点ずつを取り合い、その後はどちらも走者を出しながら動かない展開。

5ウラに筑陽学園は一死二塁とされ、先発の西投手から菅井一輝投手へとスイッチ。

菅井投手は四球を出し交代すると、背番号10の西舘晃汰投手に継投。

この西舘投手、注目の投手だったのだとか。

試合後の監督インタビューで、この時二人ともまだちゃんと投球練習ができていなくて、菅井投手には四球でもいいからと、その間に西舘投手に投球練習をさせたと仰っていました。

ワンポイント起用の裏側。

試合は7表に筑陽学園が勝ち越し、8回にも追加点を挙げ3-1。

終盤に点差が離れて筑陽学園がこのまま行きそうな感じもありつつ、8ウラに一死満塁から山梨学院が1点を返す。

9ウラにも二死満塁と再び攻めるも最後は遊ゴロでゲームセット。

山梨学院は今回も2戦目の壁を超えることができませんでした。

初戦に大会タイ記録に並んだ強打の山梨学院を3投手の継投で見事に抑えた筑陽学園は初出場でベスト8進出。

初戦と同じスコアで勝ちました。

筑陽学園3-2山梨学院

ところで、今日試合を見ながらふと思ったのですが、満塁のチャンスで無得点が多い気がする。

やっぱりギアチェンというか、走者を出してからの投球が良い投手が多いのかな。

10年前の清峰の今村猛投手(現・広島)とかも、走者を出したけどよく抑えていたイメージです。

何かと10年前と比べたがる癖があります。

明日の試合

第一試合 広陵(広島)×東邦(愛知)

第二試合 明石商(兵庫)×大分(大分)

第三試合 啓新(福井)×智辯和歌山(和歌山)

第一試合は名門同士の対戦。

第二試合は明石商の来田選手と中森投手が気になります。

大分は明豊に続いてベスト8進出なるか。

もしベスト8なら、去年の石川代表みたいに同一県からベスト8が2校になるのか。

初出場の啓新と名門和智辯もどんな試合になるのかも楽しみ。

いよいよ明日ベスト8が出揃います。

 

ところで、昨日は星稜×習志野でちょっとした事件が起きました。

一つは習志野の美爆音に対する近隣住人からのクレーム。

応援に対してのクレームって何か酷いよね。

それによって、習志野は太鼓を大きいのから小さい太鼓に変更したそうです。

日本人はそこまで心が狭くなったのかな。

何か悲しい。

そしてもう一つ、サイン盗み疑惑。

試合中に確かに星稜の林和成監督が何か叫んで、審判団が集まったのですが、これが原因だったようです。

試合終了後に林監督が習志野の小林徹監督のところに乗り込んで猛抗議したらしく。

審判団はそれらしき行為はなかったと結論づけていましたが、林監督は何か確信があったのだろう。

じゃないとそんなことはしない。

でも、勘違いかもしれない。

すごくリスクの高いことですよね。

何だかね、林監督、このチームに自信があって、よっぽど悔しかったんだろうなって感じがした。

サイン盗みは禁止されているのでダメなのはもちろんだけど、一度試合中に協議もしているわけだし、それを試合後にも言うのはちょっと残念かな。

星稜のイメージ的にも良くないから、そこは抑えて欲しかったなあ。

 

とまあ、外野がごちゃごちゃ言うことじゃないけど、選手がいい環境でプレーできて、応援団がいい環境で応援できる、そんな高校野球であってほしいと思いました。