大会5日目。

今日は三試合日ですが、今年は三試合日も試合開始が8時になったようです。

準決勝も9時開始だし、これも熱中症対策とかでしょうか。

この暑さだもの、熱中症対策は万全にしないとです。

もしかしたら来年の五輪関連かもしれない。

第一試合 日本文理(新潟)×関東一(東東京)
二試合 熊本工(熊本)×山梨学院(山梨)
第三試合 岡山学芸館(岡山)×広島商(広島)

第一試合  日本文理(新潟)×関東一(東東京)

「日本文理の夏はまだ終わらなーい!!」から10年経ちました。

まあ、私中継はNHK派なのでその実況は生では聞いていないんですけど。

9回表に6点差を1点差まで迫った驚異の粘りは今でも高校野球ファンに焼き付いております。

何とか逃げ切った中京大中京の選手はボロ泣きしていて、そんな中で主将の山中渉伍くんがめっちゃ笑顔だったのも印象的でした。

日本文理の伊藤直輝くんへの「伊藤コール」もすごかった。

2009年もまた思い出深い年です。

関東一は3年ぶりの出場。

関東一の主将が渋谷(しぶたに)嘉人選手

その名前を聞いて、嘗て関東一に「麻衣弥くん」という選手がいたなあ、名字は「しぶたに」じゃなかったっけ?と思って調べたら「渋澤」でした。

思い切り間違ったツイートして恥ずかしかったのですが、その大会が2010年の夏で、その時の「週刊朝日増刊 2010年甲子園Heroes」のヒーロー列伝の選手一言紹介がツボだったので、ツイートにて紹介しました。

全く試合と関係ないけど、せっかく調べたので置いておこうと思います。

ツイートでも書いたけど事実を端的に淡々と述べるスタイルが面白い。

山田哲人の「T-山田」とか(笑)。個人的にはシングさんの「孝行息子」が好きですね。

あと、現役プロ野球選手が多い。

2010年って豊作だったんだね。

さて、試合は日本文理が「なつぞら」中に先制。

あ、そういえば、この日の実況の最初の一言が「なつぞら広がる・・・」だったのが思わず笑ってしまった。

日本文理2点リードから、関東一が平泉遼馬選手大会第10号となるソロ本塁打等で関東一が逆転。

しかし直後に日本文理が逆転、でも関東一が同点に追いつき勝ち越しまた同点という打ち合い。

日本文理に同点にされた直後の7回ウラに関東一が勝ち越して逃げ切りました。

9回表の日本文理の攻撃は、相手チームが10点、二死満塁で、日本文理の得点は4点ではなく6点だったけどあの夏と似たような状況になりましたが、関東一が守り切りました。

関東一の二番手の谷幸之助投手が好リリーフが光りました。

関東一10-6日本文理

第二試合 熊本工(熊本)×山梨学院(山梨)

熊本工というと「奇跡のバックホーム」の奇跡起こされた側です。

78回の選手権。

松山商が優勝して、熊本工が準優勝。

私が高校野球を見るようになって、熊本工は何度か見ていますが松山商はまだ見ていないんだよなあ。

今年は新居浜西にコールド負けだったし、まだ復活には遠いかもしれない。

でも、今年は古豪?復活もあるからその流れに乗っていけたらいいよね。

さて、その78回選手権でこの両チームは初戦で対戦しているそうです。

ツイッター埋め込みが楽なので(今年パソコンでの更新がメインなので画像を入れるのがちょっと面倒なのである)また埋め込み。

「週刊朝日 2019甲子園」(通称500円のやつ)より

当時は「山梨学院大付」。「山梨学院」になったのは最近なのですが。

そういえば、第一試合は10年前の夏の準優勝校の日本文理、第二試合は10年前の春の優勝監督の吉田洸二監督が監督をしている山梨学院だというのに気づきました。

吉田監督は当時は清峰高校の監督でした。

2009年の春は夏と違って決勝戦は1-0のロースコア。

準優勝校のエースが試合終了の瞬間を三塁ベースで迎えたのは何となく運命的なものを感じたのです。

その三塁走者が還れば同点ですからね。

ホームが遠かったのだ。

その後吉田監督は山梨学院の監督になったのですが、大学が山梨学院大学だったからという縁だった気がする。

山梨学院は今年のセンバツ初戦の札幌第一戦で24安打24得点。

24安打はセンバツの最多タイ記録。

更に先発全員安打に毎回安打、主力の野村健太選手は1試合個人最多タイの2本塁打。

強打のイメージですが、山梨大会は失策1で勝ち上がっています。

今年は失策が少ないチームが多いですね。

いい傾向だ。

試合は2回に山梨学院が2点先制、4回に熊本工が同点としてからはなかなか点が入らない展開。

8表に山梨学院は二死満塁と攻めるもここを熊本工がしのぐ。

両者譲らず今大会3回目の延長に入ります。

10回、11回、12回表と点が入らず、タイブレークになりそうな予感もありつつ。

12回のウラ、山口環生選手のバックスクリーンに飛び込む大会第11号となるサヨナラ本塁打で決着しました。

大会史上21本目のサヨナラ本塁打ということです。

熊本工がは1回2回で牽制アウトになったりで、上手く流れが掴めないように見えましたが、中盤以降立て直した感じでした。

リリーフの村上仁将投手も点を与えない好投でした。

山梨学院のエースで主将の相澤利俊投手は牽制も上手かったしよく投げ切りました。

熊本工は春夏通算30勝。

熊本工3ⅹ-2山梨学院(延長12回サヨナラ)

第三試合 第三試合  岡山学芸館(岡山)×広島商(広島)

隣県対決となった岡山学芸館と広島商の試合。

この試合から2回戦です。

広島商は15年ぶり、古豪復活です。

広島商のイメージが犠打になってしまったのは井上知己さんの影響です。

この前球児園さんのイベントでお会いしたとき「池田がバントなんてするわけない、広島商じゃないんだから」といったニュアンスのことをずっと仰っていたからだわ。

広島商は1988年の70回大会で優勝しています。

今年は宇和島東も出場しているので、昭和最後のセンバツと選手権の優勝校が出場しているってことだね。

令和最初だから、昭和最後と言われましても・・・だね。

センバツは平成最初の優勝校の東邦が平成最後の優勝も飾った的なことを言いたかったけど、平成最初の夏の優勝の帝京が出場していないからなあ。

岡山学芸館の佐藤貴博監督は仙台育英出身で現在の仙台育英の須江航監督とは同級生だそうです。

同じ時に同じチームでプレーした同士が監督として出場するってなんだかロマンだよね。

広島商の北田勇翔選手は155㎝の小柄な選手ですが、広島大会打率6割超です。

今流行りの打てる二番ってやつですね。

小柄な選手は無条件で応援したくなります。

先制は1回ウラ、岡山学芸館。

1回表に丹羽淳平投手は打者の当たりが左頬に直撃して担架で運ばれました。

1ウラに打順が回ってきましたが、代打が送られ、岡山学芸館は思わぬアクシデントで継投せざるを得なくなりました。

丹羽投手に代わって岡山学芸館は中川響投手

練習試合では広島商が勝ったそうです。

その時は丹羽投手がケガで出場できていなかったそうで、中川投手が投げていたそう。

同じ状況になっているってことで、岡山学芸館にはちょっと不運な感じもしなくない。

その代わった中川投手から2回表に広島商はセーフティスクイズですぐさま同点にします。

5回表には大会第12号となるソロ本塁打で広島商が勝ち越し、更に6表にも追加点を挙げる。

6ウラ二死から三連打で岡山学芸館が1点を返すのですが、その時打者走者が一塁を飛び出していたのを見逃さずにアウトに取った広島商の守りは見事。

この流れから、広島商が7回にも1点追加し、流れをグッと引き寄せた感じ。

7回広島商が代打の関係で継投した中尾要一郎投手が1点失い、中岡大河投手がカウント3-1から登板。

一死一三塁のピンチを三振と一塁走者の挟まれる作戦からの三塁走者が本塁を狙うも間一髪アウト。

堅い守備で広島商はピンチをしのぎました。

岡山学芸館の応援はエンドレス「サウスポー」。

どうやらツイッター情報で中国地方は「サウスポー」が大人気らしいですね。

ここでさとう熊吉先生のツイッターより

サウスポーが令和の今でも重用されるのは野球をテーマにしたヒット曲がその後あまり無いからだと思う。 欅坂46あたりが「スリークォーターからのツーシーム」みたいな曲を出せば売れるんじゃないか?と思う。

自分で作ってみようかなと一瞬思ったのですが、近年失われた私の創作意欲が全然よみがえってこない・・・。

シンガーソングライターを名乗る資格はないんじゃないかな。

野球の勉強を兼ねて作るのもいいかなとちょっと思ったり、寧ろ誰か歌詞書いて。歌詞さえできれば曲はな何となくできていくのよ。

今作りかけで止まっている歌はほぼほぼ歌詞ができていないからである。

それはどうでもいいのだけど(汗)。

「サウスポー」は偉大ってことですよね。

作詞、阿久悠さんだし。

8回表も岡山学芸館はサウスポー。

合間合間の打楽器のリズムの取り方が好き。

安打からの犠打が内野安打、犠打で走者を進めましたが、遊撃手・水岡嶺選手の見事なバックホームで得点阻止。

次の打者に内野安打と失策で二死一三塁。

岡山学芸館は岡山大会では8回に点を取ってきたらしい。

そして、岩畑慶明選手の左翼手の頭を超える適時2点打で岡山学芸館が逆転!

この展開は想像してなくてわーってなりました。

9回に広島商も先頭が安打で出塁、犠打で一死二塁からゴロで飛び出した走者を二三塁間に挟まれアウト、その間に打者走者が二塁に。

一番の天井一輝選手に・・・。

「一番あまい」というと、済美の甘井謙吾さんもそうだったなあ、しかも同じ中堅手だったようなとか思考がどっかに行ってしまいつつ、天井選手は敬遠。

次の北田選手には代打が送られて、一塁へのライナー?フライ?で試合終了。

試合開始の感じからこんな展開になるとはと・・・。

中盤以降は点の取り合い、一歩リードしていた広島が好守もあってこのまま逃げ切るかと思ったのですが、岡山学芸館が驚異の粘りを見せて見事な逆転勝利となりました。

岡山学芸館、初勝利おめでとうございます!

初回にボールが頰を直撃した丹羽投手は骨折だったらしい。

最後ベンチには戻ってきていましたが次戦どうなるのか気になります。

「8回の岡山学芸館」と今後は呼ぼうと思う。

岡山学芸館6-5広島商

明日の試合

第一試合  筑陽学園(福岡)×作新学院(栃木)

第二試合  東海大相模(神奈川)×近江(滋賀)

第三試合  中京学院大中京(岐阜)×北照(南北海道)

第四試合 花咲徳栄(埼玉)×明石商(兵庫)

さて、明日は今大会の一巡目で高校野球ファンが恐らく一番注目する日になるのではないでしょうか。

もうどの試合も目が離せない。

特に第二試合と第四試合はすごいカードになったなあ。

神奈川大会決勝戦で24得点で優勝した東海大相模、滋賀大会無失策で林くんと有馬くんという注目バッテリーの近江。

近江は去年の夏のベスト8で、金足農のサヨナラスクイズの悔しい負けもあったので、頑張ってほしです。

第四試合は2017年の夏優勝の花咲徳栄、対するは今年のセンバツベスト4の明石商。

来田くん来たー!が言えます。

来田くんの他には中森くんも注目ですね。

明日は高校野球ファン女子会なので、詳しいみんなにいろいろ教えてもらいながら観戦します。