センバツ10日目、準決勝です。
例年の如く準決勝は現地観戦です。
今回はいろいろ考えた結果、三塁側アルプスにしました。
試合内容はあやふやなので覚えていることをざっくりと書きます。
あ、そういえば今日も雨が降りました。
観戦していて傘をささないといけないと思うほどの雨が降ったのはいつぶりだろう。
傘が壊れて辛かったです。
何故かすぐに傘が壊れます。
第二試合 東邦(愛知)×明石商(兵庫)
第一試合 習志野(千葉)×明豊(大分)
公立贔屓を明言しておきながら何故明豊側を選んだか、ということをまず申しますと、一つは習志野の美爆音を聴くには向かい側の方がよく聴こえるからということ。
もう一つは、明豊が優勝したとして、最後にあの南こうせつさんの歌声が流れたらめっちゃステキ!って思ったからです。
もちろん、明豊のエースの若杉晟汰投手も好きだし、何となく覚えている選手も習志野より多かったというのもあります。
そんな訳で、三塁側アルプスを選びました。
試合は明豊の表悠斗選手の大会第14号となる先頭打者本塁打で先制、更に追加点差を挙げ、明豊ペースで進んでいくように思われました。
3回の表に習志野が本盗(ダブルスチール)と適時打で1点差に迫る。
習志野は93回の選手権に出場したときも本盗していたし、チームカラーとして走力を生かしたプレーが得意なのかも。
この後、もう一回同じような場面でダブルスチールで本塁を突くも、ここはアウト。
明豊も同じことは2回はさせませんでした。
しかし、点には繋がらなかったものの、習志野の方が攻めていた印象でした。
7回表に習志野が同点に追いついて、明豊は若杉投手から大畑蓮投手へ継投、後続は抑えたものの、8回表に、櫻井亨佑選手の大会第15号の勝ち越し本塁打から適時打、暴投で3点のリードを許す。
8ウラに、7回からマウンドに上がった習志野のエースの飯塚脩人投手から青地七斗選手が適時打を放ち、1点を挙げる。
飯塚投手はこの大会初失点。
しかし、明豊の反撃はここまで。
習志野がセンバツ初の決勝進出を決めました。
先頭打者本塁打で幸先のいいスタートだった明豊でしたが、習志野の先発の山内選手からなかなかチャンスが作れずに、逆に習志野のペースになったという感じでしょうか。
習志野は今日も絶好調美爆音でした。
動画も撮ったのでいずれYouTubeとかで限定公開しようと思います。
応援でいうと、明豊のちっちゃい応援団がかわいかったです。
「あげあげホイホイ」を一生懸命やっていました。
世間的に「えっさえっさ」の部分が何かちょっと違いました。
これも動画を撮ったのでいずれYouTubeの方で。
さて、アルプス的な話をちょっとしておくと、試合終了の直後、すごい拍手が起こりました。
明豊的には負けた瞬間です。
その瞬間に拍手が起こるなんて今まであっただろうか。
その拍手がめちゃくちゃ温かく感じられました。
「よくやった!」「ここまで頑張った!」
そんな思いのこもった拍手だったと思います。
なので、選手たちが挨拶に来たときもすごい拍手でした。
「温かい拍手」なんていうのはよく聞きますが、本当に温度を感じる拍手で、もしかしたらそんな経験は初めてかもしれない。
まあ、近頃は記憶力が低下してどんどん記憶が忘却の彼方に消えているので忘れている可能性もあり得るんですけどね。
それって逆に言うと、いつまででも同じことに感動できるってことだよね。
いいんだか悪いんだか(苦笑)。
でも、本当にアルプスもチームもステキでした。
試合終了後泣きそうでしたもの。
ぜひまた夏に会いたいです。
そして、習志野、決勝進出おめでとうございます!
習志野6-4明豊
第二試合 東邦(愛知)×明石商(兵庫)
試合開始前から雨が降ったり止んだり。
確かに天気予報では雨マークついていたもんなあ。
スニーカーに防水スプレー振りかけてきて正解だった。
傘は壊れたけど。
明石商は今日もまた雨の中での試合です。
今日の先発はどちらもエース、明石商は中森俊介投手、東邦は石川昂弥投手。
前半から全く動く気配のない試合展開。
明石商の一番来田涼斗選手が空振り三振したときに、これは厳しい試合になりそうだ、とちょっと思いました。
試合はお互い安打がほとんどなく、前半は明石商が2本、東邦が1本、守備もいいから全く動かなさそうな感じでした。
その均衡を破ったのが東邦。
7回ウラ、四死球で走者をためてからの吉納翼選手の大会第16号となる先制の3点本塁打。
この展開でのこの一発は痛い。
吉納選手はその前の打席でも安打を打っていたので嫌な予感はしておったのです。
その直後の回に明石商は四番の安藤碧選手の大会第17号となる2点本塁打で1点差に迫る。
今大会の本塁打はソロばっかりで、私の記憶が正しければ2点本塁打は今大会初じゃなかろうか。
差が縮まってアルプスも押せ押せのあげホイ。
ちなみに明石商のあげホイは3パターンくらいありそうで、一回目がメガホンを回しながら「オ」で歌う、二回目が報徳学園系のあげホイ、3回目は聞き取れなかったのですが、二回目とパターンがちょっと違っていそうな感じがしました。
一般の応援団は二回目と三回目は同じでやっていたので同じかも知れませんが。
あと、明石商の曲名ボードでは「サンバ」と書いていたので「あげあげホイホイ」とは呼んでいないかもしれない。
その曲名ボードの文字が味のある文字で、特に岡田光選手の「紅」がカッコよかったので写真撮りたかったのですが、タイミングが合わず、夏に撮りたいと思いました!
そういえば、明石商のユニフォームは遠目に見ると敦賀気比のユニフォームと似ていて、「サンバ」のボードを掲げているときに、平沼翔太選手(現・日ハム)を思い出していました。
平沼選手のテーマが確かサンバデジャネイロで「サンバ」とボードに書かれていたような気がする。
そんなあげあげホイホイな反撃ムードの中の8回ウラの守り、一死一塁から東邦の犠打がフライになり、捕手がダブルプレーを狙って(だと思われる)一度落として送球したのが悪送球か何かになり、更に悪送球か何かが重なって、東邦が追加点を挙げる。
この時一気にいろいろ起こったから追いきれなかったのですが。
悔やまれるプレーではありますが、これで成功すればゲッツー3アウトで勢いもつくし、頑張った結果だから仕方ない。
9回表も明石商はあげホイで盛り上がるも反撃ならず、試合終了。
東邦が平成元年ぶりの決勝進出となりました。
最後の点の取られ方が取られ方だっただけに、辛さがあります。
最後の打者がずっと頑張って投げてきた中森投手で、中森投手が出たら来田選手に回ってくるという状況でした。
中森投手は空振り三振で、来田選手に回すことができなかったのですが、来田選手はこの日死球で一回出塁しただけで、来田選手を抑えたことで明石商のペースにさせなかった東邦がすごかった。
そして、ヒット性の当たりを尽くアウトにされたので、東邦の守備が堅かったということです。
ただ、東邦がすごかったのはもちろんですが、この試合、中森投手の好投が印象的でした。
ここぞという時に三振を取っていくんです。
東邦のアウトが三振が多いイメージだったのですが、調べたら9でした。
それでも三振の印象があるっていうのは、欲しいときに三振を取っていたからでしょう。
来田選手、中森投手の2年生コンビの成長を楽しみにしたいと思います。
きっとこの悔しさが彼らを強くしてくれるはず。
さて、ちょこっとアルプスリポートをすると、明石商のアルプスもとても温かかったです
試合が終わって挨拶に選手が来た時に「よくやったぞー!」という声が聞こえてきて、私は泣きそうでした。
第一試合からの流れで涙腺が弱くなっていたんですよ。
ということで、東邦が平成最後のセンバツでも決勝進出を決めました。
東邦4-2明石商
現地観戦を終えて
何度も言いますが、私は疫病神でした。
本当にすみませんでした。
今日は応援したチームはどちらも負けました。
私みたいなものが、軽々しく悔しい、とか言える立場ではないし、相手があることで、勝敗がつくのは仕方がないこと。
本当にどちらも素晴らしいチームでした。
立派なベスト4です。
だからこそ、また夏にも戻ってきて欲しい。
夏に戻ることはとても大変なことですが待っています。
そして、アルプス。
とても温かかったです。
そんな中で応援できたこと、感謝です。
ありがとうございました。
明日の試合
習志野(千葉)×東邦(愛知)
今大会は近畿と九州が好調だと思っていたら、最後に残ったのは関東と東海でした。
しかも、九州と近畿を敗って。
ここ3年はセンバツは近畿勢が優勝しているので(うち2回が大阪桐蔭)、敦賀気比以来の近畿以外が優勝ということですね。
トーナメントとはわからんものですね。
3試合連続で逆転勝ちをした習志野、今日も美爆音絶好調。
10年前に優勝した清峰に続いて公立校優勝なるか。
ちなみに、清峰も同じトーナメントの左側ブロックだったはず。
対する東邦は優勝候補から、安定の強さを発揮して堂々の決勝進出。
大阪桐蔭の友情応援も味方につけて、平成最初のセンバツ優勝校として、平成最後の優勝を飾れるか。
泣いても笑ってもあと1日。
悔いのない試合をして欲しいと思います。