大会13日目、準決勝。

恒例の準決勝アルプス観戦をしてきました。

今年は保険に自主練メンバーの方からチケットを頂き、もしアルプスを買えなくても大丈夫なようにしていました。

去年よりか列はそんなにないかなという印象でした。

やはり三塁側アルプスは地元の明石商ということもあり、一塁側よりもだいぶ並んでいました。

球場に着くとどしゃ降りで、正直試合はできないんじゃないかと諦めていましたが、開始を一時間遅らせてグラウンド整備をしたのと天気も持ってくれて無事に2試合できました。

第一試合  履正社(大阪)×明石商(兵庫)
第二試合  中京学院大中京(岐阜)×星稜(石川)

第一試合  履正社(大阪)×明石商(兵庫)

今日の先発は明石商はエースの中森俊介投手、履正社は岩崎峻典投手

履正社は清水大成投手じゃないんだ!という驚きから入ります。

初回、花咲徳栄戦で、解説の方から立ち上がりの悪さを指摘された中森投手がいきなり一番の桃谷惟吹選手のあわや本塁打かという三塁打を打たれ、そこからこの回4失点。

履正社打線の勢いに飲み込まれてしまいます。

そのウラ、先頭の来田涼斗選手大会第47号となる先頭打者本塁打で1点を返す。

来田選手はセンバツの準々決勝でも先頭打者本塁打を打っていましたが、春夏で先頭打者本塁打を打ったのって初の記録なのかなあ。

もしかしたらいそうな感じもするけど、どうでしょうか。

まだまだ初回だし、1点ずつと思っていましたが、このあと岩崎投手が安打もほとんど許さず、逆に履正社が中押し、ダメ押しをします。

履正社は今日も二桁安打の快勝、失策もなし。

逆に明石商は初回の失点が重くのしかかり、且つ走者をあまり出せず、出たとしてもアウトを取られてからだったのでいろいろ攻撃もしにくかったと思います。

チャンステーマのサンバも演奏は2回くらいでした。

後半に二塁に行った時と9回の頭と。

チャンステーマがなかなか来ない試合はやはり苦しい。

中森投手は9回に降板。

そのあとを受けたのは四番の安藤碧選手、そして杉戸理斗投手

安藤選手が投手をできるのは今日初めて知りましたが、杉戸投手は3年生だし、甲子園の最後のマウンドを楽しめただろうか。

エースを2年生に譲って悔しかったかもしれない。

でも夏ベスト4は杉戸投手の活躍無しには語れないと思いました。

あとよく伝令で出ていた百々亜佐斗選手も終盤登場していたのがちょっと嬉しかったです。

さて、私は今年の春夏と同じ明石商を応援することができました。

春夏で同じチームのアルプスに入るのはおそらく2012年の大阪桐蔭以来だと思われます。

春も夏も勝ち上がって同じチームを応援できるってすごく嬉しいことですね。

立派なベスト4です。

来田選手も中森投手もまだ2年生、次の春も応援できれば嬉しいなあと思います。

履正社7-1明石商

第二試合 中京学院大中京(岐阜)×星稜(石川)

第一試合が終わって第二試合は久々に移動しました。

友だちが星稜の関係者ということもあって「そのまま星稜応援してね📣」とメッセージが来ていたのですが、今回は中京学院大中京を応援しようと思っていたので、友だちを裏切る形になってしまいました。

とはいえ、移動してよかったなあと思ったのは、今日は満員通知は出ないだろうと踏んでいたのですが、確かに外野は買えたようですが、他のチケットは売り切れだったのです。

そこで自主練メンバーからもらったチケットをその席の売り場で再販待ちしている人にお譲りしました。

ちょっと強面の方だったのですが、私のチケットのことも心配してくださるいい方でした。

初回、中京学院大中京がいきなり星稜の奥川恭伸投手から安打を放つも後が続かず。

ウラの星稜が先制するとその後、2回3回にも追加点。

この3回の追加点の時に事件?発生。

ソフトバンクの松田宣浩選手がアルプスに現れて、アルプスがざわつき始める。

私も野次馬に行きましたが、見つけることができず。

その間に中京学院大中京はファインプレー2つありました。

そこをしのげるかというところで安打と後逸が重なり点差が6点と開いてしまう。

中京学院大中京は早い回でどんどん継投せざるを得なくなり、ペースを全く掴めないまま、奥川投手と8回から継投した寺沢孝多投手からも得点を奪えず、今大会4試合目の完封敗けとなりました。

逆転の中京学院大中京も星稜投手陣から得点することはできませんでした。

しかし、今大会で与えた印象はすごく大きかったです。

足を使えるチームを足は使われても抑え、接戦に持ち込んで、最後にはひっくり返す。

分かりやすいパターンがあるのがまた魅力。

だから、正直星稜の投手陣を考えたとき厳しいだろうと思ったのですが、応援したいと思ったのです。

アルプスも素晴らしく、先発した不後祐将投手が最後にマウンドに戻って三振を取った時は「不後くん、かっこいいよー!」という声が飛んだり。

その後不運な安打で点を失ってしまいましたが、エースの意地と監督の思いのつまったマウンドだと思いました。←想像

東海大相模戦を見に行った方は「負けると思って行ったのに勝っちゃった」とお話しされていました。

そうだ、立派なベスト4だ。

劣性を跳ね返して強豪に挑んだ夏、きっと見た人を魅了したに違いない。

元謙太選手は二年生だし、小田康一郎選手は一年生。

超高校級の投手と対戦できたことはこれからの糧に絶対なるはずだから頑張ってほしいです。

星稜も今日も無失策でした。

星稜9-0中京学院大中京

アルプス観戦を終えて

今年は春夏共に勝ちがありませんでした。

昔は「不敗神話」とか言ってアルプスに入ったチームが全部優勝していたのですが、2016年の高松商からその不敗神話が崩れて、最近優勝したのは2017年の夏の花咲徳栄です。

それも本命は広陵だったから複雑なもので(笑)。

それ以降は負けの方が多くなりました。

疫病神よろしくしていて本当に申し訳なく思います。

でも、応援したいチームのアルプスに入って応援するっていいなあって思いました。

明石商は去年の夏に何となく注目していた来田くんが本当に素晴らしい選手で、チーム自体もすごく良くて、今年は一途に応援してきました。

しんどい試合が多かった中、勝ち上がってくれて、夏も応援させてもらえて本当に感謝です。

中京学院大中京は、見ながら好きになったチーム。

毎年、見ていくうちに好きになるチームというのは出てくるのですが、その一つです。

今大会盛り上げたチームに間違いありません。

こういうチームと出会えることも大会を見る一つの楽しみですね。

素敵なチームでした。

両チームとも夏の思い出をありがとうございました。

書きたいこといっぱいあったはずなのですが忘れたので、思い出したら明日のブログで書けたらと思います。

思い出したら・・・、思い出せるかなあ。

明後日の試合

決勝  履正社(大阪)×星稜(石川)

何だか因縁チックな対戦カードというか、履正社は今年の春に星稜に負けて打撃を磨いて来たということだから、履正社にとっては待ってましたな相手でしょう。

星稜はその履正社を返り討ちにできるか。

共に打線好調、投手もよくて、そして守備がいいんです!

個人的にこの夏の大会のポイントだと思っていたのが「守備」。

両チームとも失策の少なさは見逃がせない。

きっと決勝戦も締まった試合になりそうな気がします。

明日は今大会から始まった休養日二日目。

しっかり休んで最後の一戦に備えてほしいです。