大会6日目、恐らく今大会高校野球ファンが一番楽しみにしていた日ではなかろうか、という注目カード目白押しな1日。
今日は高校野球ファン女子会のメンバーと集まってわいわい観戦しました。
第二試合 東海大相模(神奈川)×近江(滋賀)
第三試合 中京学院大中京(岐阜)×北照(南北海道)
第四試合 花咲徳栄(埼玉)×明石商(兵庫)
第一試合 筑陽学園(福岡)×作新学院(栃木)
筑陽学園は去年の神宮大会ベスト4で、センバツにも出場しています。
まだ夏の出場が決まる前に偶然何かを調べていた時に前回出場が2003年の85回の夏の選手権で初戦に準優勝した東北と対戦していたことを発見しました。
この年、東北にはダルビッシュ有投手がいて、名字がカタカナだという理由だけで注目し始めたのですが、なんかとんでもない選手でした。
そのダルビッシュ投手を知るきっかけになった試合がもしかしたら筑陽学園戦だったのかもしれない。
当時はまだ高校野球を見始めた頃なので記憶もなければトーナメント表も残っていない。
どこかの試合で東北がコロコロ投手を交代していた時があって。
本屋に行く予定で動いていたのでその試合は最後まで見なかったのですが、翌日の新聞で最後に投げているのを見た真壁賢守さんが大きく取り上げられていて、それで東北の勝利を知って、気づいたら東北めっちゃ応援していました。
初日の石見智翠館のところでも書きましたが、その年の話です。
筑陽学園の四番の福岡真大選手のお父さんは76回夏の準優勝した樟南のエースだったそうです。
試合は、作新学院が犠飛で2点先行、筑陽学園が適時打で取り返し、作新学院が1点追加で3-1で試合が進みます。
筑陽学園はいい当たりも多かったのですが、作新学院の好守に阻まれなかなか点が挙げられず。
しかし9ウラ二死から筑陽学園が3連打で追い付きます。
安打数も筑陽学園が上回っていたこともあって流れ的にいいかなーと思いましたが、ここは同点止まり。
そして今大会4回目の延長戦に入ります。
延長10回表、作新学院が無死から安打で出塁から二盗・三盗からの適時打で勝ち越し、更に上手い走塁(タッチ掻い潜って)でもう1点。
ウラの筑陽学園を抑えて逃げ切りました。
同点になった時は筑陽学園に流れ来たと思ったのですが、あの場面で盗塁を仕掛ける作新学院の凄さ。
作新学院5-3筑陽学園(延長10回)
第二試合 東海大相模(神奈川)×近江(滋賀)
この組み合わせが決まった時の騒めきたるや否や。
神奈川大会の決勝では24得点のとんでもない打線。
近江には好投手林優樹投手がいたり、有馬諒選手がいます。
去年は準々決勝でサヨナラツーランスクイズで負けるという悔しい負けを経験しました。
悔しい経験もしたし、守備も試合も滋賀大会から無失策だし打力も良い。
今年のチームを見たことはなかったのですが総合力は高そうです。
優勝も狙えるチームだと思っていました。
初戦屈指の好カード。
試合は意外な展開
地方大会無失策だった近江が失策絡みで先制され、その後も適時打で東海大相模がリード。
東海大相模は走塁で近江にプレッシャーを与えていたのだと思う。
近江は6失策と守備が乱れて流れを掴み切れず。
随所にいいプレーもありましたが失策が最後まで響いた試合となってしまいました。
8回の二死満塁から押し出しで1点を取るのがやっと。
東海大相模の投手陣も良かったです。
林投手もいい投球だったのですが、勝ちには繋がらず。
今大会は注目されていたこともあり、プレッシャーがあったかもしれない。
きっと思い通りにはプレーできなかったと思う。
二年連続のこの悔しい気持ちをバネにしてまた戻ってきてください。
そして、東海大相模。
走塁の上手さはさすがです。
捕手への邪飛でのダイビングキャッチでタッチアップするところとか隙のなさは東海大相模らしい。
今年も東海大相模は強そうだ。
東海大相模6-1近江
第三試合 中京学院大中京(岐阜)×北照(南北海道)
「中京学院大中京」って初めて聞くなあと思ったら前まで「中京」でした。
なので「3年ぶり7回目」となっていて、3年前出てたかなと思って確認しました。
この3年の間に校名いつ変わったんやろ。
この7文字がとにかく私泣かせでした(笑)。
上のトーナメント表、文字のバランスで唯一書き直しをせざるを得なくなりました。
北照は激戦南北海道を制しての出場。
南北海道には私の推しの札幌大谷やファンを公言しているコマトマもいました。
去年の神宮大会を制した札幌大谷に勝ったコマトマに準決勝で勝利して、決勝戦は国際情報との延長14回の試合を制しました。
試合は序盤は両チーム得点なし、6回に桃枝丈投手の適時打で先制、7ウラに中京学院大中京が逆転、8、9回に1点ずつ挙げるも反撃及ばず、中京学院大中京が勝利。
北照は夏の初勝利ならず。
中京学院大中京4-3北照
第四試合 花咲徳栄(埼玉)×明石商(兵庫)
99回の夏に埼玉県勢初の夏の優勝した花咲徳栄、今年のセンバツベスト4の明石商。
今年は私の推しは明石商です。
去年の夏に1年生で一番を打っていたという理由だけで注目していた来田涼斗選手が本当にいい選手でね。
センバツの準々決勝の和智辯戦で史上初の先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打。
この夏も「来田くん来たーーー!」が言えます。
来田選手と共に注目なのがエースの中森俊介投手。
この2年生コンビは今年だけでなく来年も中心になっていくことでしょう。
試合は花咲徳栄が4表に初安打から3連打で押し出しで先制、5表二死から来田選手が安打で出塁から水上桂選手の大会第13号となる逆転本塁打。
6表に花咲徳栄が同点、ウラに明石商勝ち越し。
7表、花咲徳栄が大会第14号となるソロ本塁打で同点。
この本塁打の菅原謙伸選手は直前に肘に当たったのですが、審判の確認が入り、笑いながら「すみません、肘出しました」という感じでかわいかったです(女子会参加者によるアテレコ)。
もしこれが死球になっていたら本塁打は出なかったので、結果オーライです。
ウラに一番の来田選手から。
二塁打で、水上選手の犠打が送球逸れてタッチできず、重宮涼選手の適時打で再び勝ち越し。
このまま明石商が逃げ切りました。
花咲徳栄ナインは涙。
高森陽生投手もボロ泣きでしたが、まだ2年生、来年も頑張ってほしい。
いい試合でした。
明石商は夏初勝利です。
ちなみに「来田くん来たー!」を言った打席は凡退でしたが、言わなかったら安打だったので、言わない方がいい説です。
明石商4-3花咲徳栄
高校野球ファン女子会ちょこっと報告
前々から予定していた高校野球ファン女子会観戦デーでした。
女子会らしくタピオカとか飲みました。
第一試合開始前に集合して、食べたり喋ったりしながら試合を楽しみました。
みんなメモを取りながら見るという勉強熱心です。
過去の雑誌を見たり、過去のデータ調べたり情報共有しながら見るのは勉強になります。
私は2013年くらいまでしかわからないので、詳しい皆様に教えていただいております。
第二試合は全員近江を応援していて悲鳴が上がったり、第四試合は花咲徳栄出身のりゆちゃんと明石商を推している自分とがバチってみたり(?)とみんなそれぞれに楽しんでおりました。
そして、サプライズで、当初の予定より一人メンバーが増えていて、その方がずっとお会いしたい方だったので舞い上がりました。
本当に素敵な方で嬉しかったです。
ちーさん、素敵なサプライズをありがとうございます。
長くて楽しい1日となりました。
今後も集まって観戦する機会を作っていきたいです。
オマケ
集まったら恒例になりつつあるタコパ。
タコは食べませんが美味しかったです。
前回よりちょっと回すの上手くなっている・・・かな?
明日の試合
第一試合 宇和島東(愛媛)×宇部鴻城(山口)
第二試合 海星(長崎)×聖光学院(福島)
第三試合 智辯学園(奈良)×八戸学院光星(青森)
第四試合 神村学園(鹿児島)×高岡商(富山)
智辯学園で全チームが登場します。
今大会初得点となる満塁本塁打を打った八戸学院光星と対戦です。
第三試合から2巡目が始まります。
そして、いよいよ第一試合では我らが宇和島東が初戦を迎えます!
あ、別に洒落じゃないです(汗)。
愛媛大会をノーシードで勝ち上がった力を存分に発揮して、悔いのない試合をして欲しいです。
高松商の分まで頑張れ、宇和島東!!!
とにかく宇和島東頑張れ!