センバツ、大会2日目。

美爆音登場、好投手登場、神宮大会覇者登場と注目目白押し。

大会初本塁打も飛び出した2日目をざっくりと振り返ってみます。

第一試合 日章学園(宮崎)×習志野(千葉)
第二試合 明豊(大分)×横浜(神奈川)
第三試合 米子東(鳥取)×札幌大谷(北海道)

第一試合 日章学園(宮崎)×習志野(千葉)

今日の試合前の始球式は「タケダショウタ」くん。

ソフトバンクの武田翔太投手とは漢字は違うらしい。

さて、習志野というと美爆音でお馴染み。

日章学園はセンバツ初出場。

習志野は先攻で、試合開始直後に三塁側アルプスから美爆音が響き渡る。

日章学園はエラーで出塁を許しあっという間に失点。

レッツゴー習志野がエンドレスで流れるという状況に完全に飲み込まれたような感じ。

ブラスバンドの迫力がテレビから伝わるよう。

初回に習志野が7得点、4回にも追加点で圧倒的強さで勝つかと思われましたが、後半は何となく日章学園がペースを掴んだように思われました。

日章学園は7回に2点を返したものの、序盤の失点が響き初勝利ならず。

日章学園は守備がいいチームだったということですが、この試合は6失策。

習志野の応援に飲み込まれて普段のプレーができなかったのかな。

応援も試合に影響を与えるということを再認識しました。

96回の夏の開幕試合の龍谷大平安×春日部共栄を思い出すような感じでした。

あの時も先攻をとった春日部共栄の応援の迫力がすごくて、平安は初回に失点して負けたんだよなあ。

応援の力を感じた第一試合でした。

習志野8-2日章学園

この試合、失策が両チームで7。

どうやら全部が得点に絡んだらしく、両チーム合わせて10得点だったけど、投手の自責点0だったらしい

こういう記録見つける人ってすごいよね。

第二試合 明豊(大分)×横浜(神奈川)

春は南こうせつさんバージョンの校歌が聴ける明豊。

明豊がまだセンバツ3回目というのが意外なくらい南こうせつさんの声を聴いている気がしていた。

横高は注目の好投手・及川雅貴投手がいます。

センバツ逆転出場とも言われた、その出場理由が及川投手だったとか。

横高は幸先よく初回に3点を奪い、2回にも1点を追加で4-0。

横高ペースになるかと思われたが、3回表に及川投手が2四球を与えたところから少し流れが変わった。

2本の適時打と失策で同点、更に内野安打で明豊が試合をひっくり返すのである。

ここでまさかの及川投手は降板、背番号11の何となくOBの柳裕也投手(現・中日)似の松本隆之介投手に交代。

松本投手は後続を抑えたものの、4回表の明豊は攻撃の手を緩めず、更に4得点で、4-9と点差が広がる。

5回にも1点で4-10。

こんなに点差が開くとは、と見ていましたが、どうやら明豊は秋の打撃成績が出場チーム中2位なのだとか。

打撃のいいチームは、好投手の攻略も早いのかもしれない。

7回に横高の吉原大稀選手大会第1号となるソロ本塁打で1点を返すのだが、6回に満塁のチャンスが走塁死でスリーアウトなって、この時アウトにならずに吉原選手が打っていたら、というたらればなことがありました。←説明下手

しかもその後の8表で、明豊が満塁から三塁打で3点をあげるのだから、対照的な感じ。

この三塁打を打った藪田源選手は4回にも三塁打を打って、6打点の大活躍でした。

好投手がいるから勝てるというわけではない。

力通りのプレーをする難しさよ。

明豊13-5横浜

実は両チーム共12安打ずつなのです。

しかし、点差がこれだけ開くのが野球の怖さだ。

いいところで1本出たか出なかったかがこの差になったのだろう。

 

ところで、日章学園と明豊は龍谷大平安の「あやしい曲」を演奏していました。

恐らく平安側から苦言が呈されるでしょう。

「あやしい曲」はとても素晴らしい名曲なので使いたい気持ちはわかるのですが、平安が使わないでと公言している以上は使っちゃダメですね。

そう言いつつハムコイでこばひっさんに「あやしい曲」を弾かせた奴は私です。

申し訳ございませんでした。

第三試合 米子東(鳥取)×札幌大谷(北海道)

個人的な本日のメインイベント。

この試合の解説は高嶋仁さん

和智辯の前監督ですが、もう「高嶋監督」と呼びたい。

「高嶋監督」で一つの固有名詞みたいなものだと思っています。←?

そういえば明豊の監督さん、和智辯出身でした。

さて、神宮大会を初出場で制した札幌大谷。

私は神宮大会で見てから札幌大谷を応援すると決めていました。

北本・釜萢の一二番の出塁率の高さと豊富な投手陣。

楽しみなチームです。

札幌大谷の先発は神宮大会の準決勝の筑陽学園戦でノーノーしかけた太田流星投手

背番号は17。

背番号17はいい選手説を信じて疑わない藤川である。

試合は札幌大谷の注目の一番・北本壮一朗選手の先頭打者本塁打で1点先制。

これが大会第2号本塁打

二番の釜萢大司選手もしっかり出塁です(点には繋がらず)。

3回表に米子東が同点にするも、ウラに札幌大谷が3得点で突き放しました。

この後得点は動いていないのですが、とにかく走者が出る、というか太田投手が四球が多かったイメージです。

四球を出しながらも凌いだとも言えそう。

太田投手の投球フォームはけっこう独特で好きです。

応援的には札幌大谷のガラガラヘビが好きでした。

98回の選手権の北海高校がやっていた感じに似ていて「〇〇打って〜!」という掛け声のやつです。

この掛け声の前がスピードが緩んで、ハーモニーがめっちゃキレイでした。

いい感じです。

米子東はアルプスが「Y」「H」の緑の人文字でした。

アルプスには32回のセンバツで米子東が準優勝した時のメンバーがいらっしゃったようです。

その時優勝したのが高松商で、その高松商のメンバーも来ていました。

甲子園で戦って、繋がりがあるってステキですね。

そういえば、米子東は選手とマネージャー合わせて部員が18人、選手が16人。

一人体調不良でベンチ入りが15人だったそう。

ボールボーイも他の高校の生徒がやっていたらしい。

こういうところからも友情が生まれたりするのかな。

NHKの中継の最後に多分米子東の森下祐樹投手の帽子のツバの裏側が見えたのですが、「人のため 最高最善」と記されていた気がしました。

いい言葉。

夏にも会いたい選手です。

札幌大谷は甲子園初出場で初勝利です。

札幌大谷4-1米子東

明日の試合

第一試合 津田学園(三重)×龍谷大平安(京都)

第二試合 盛岡大附(岩手)×石岡一(茨城・21世紀枠)

第三試合 山梨学院(山梨)×札幌第一(北海道)

本家の「あやしい曲」が聴けます。

21世紀枠の石岡一も気になります。

応援が力になること、いつものプレーをする難しさを改めて感じた2日目。
明日はどんな試合が待っているだろう。

高嶋監督曰く、甲子園は寒いみたいなので選手も観客の皆様も体調には気をつけてください。