センバツ6日目。

第二試合から2回戦に入ります。

今日は6校中4校が公立という珍しい感じです。

今日は全試合で本塁打が出ました。

第一試合 熊本西(熊本)×智辯和歌山(和歌山)
第二試合 市和歌山(和歌山)×高松商(香川)
第三試合 星稜(石川)×習志野(千葉)

第一試合 熊本西(熊本)×智辯和歌山(和歌山)

和智辯は高嶋仁監督から中谷仁監督へと代わって初めての甲子園。

名門和智辯と21世紀枠の熊本西という対照的な対戦です。

和智辯のアルプスはお馴染みの「C」の人文字、熊本西アルプスは「N」の人文字ができていました。

和智辯の西川晋太郎選手ももう3年生なんですね。

甲子園に4回出場ということなので、夏も出れば全部出場になるのか。

和智辯が先攻、高嶋イズムな感じがします。

試合は熊本西が2回に1点先制するも、その直後に和智辯が4得点で逆転。

更に4回に東妻純平選手大会第6号となる3点本塁打、7回にも追加点で大きく突き放します。

さすが、和智辯というと強打なのだ。

5回に熊本西は1点返すも差を埋められず敗戦。

21世紀枠は3校とも初戦突破とはなりませんでした。

熊本西は3人の継投となりましたが、最後は先発したエースの霜上幸太郎投手がマウンドに上がりました。

最後はエースで、って何か泣けるよね。

90夏の常葉菊川も決勝戦で大差のついた試合だったけど最後にエースの戸狩投手を投げさせていて感動したなあ、とか思い出しました。

監督の気持ち、なんですよね。

あと、熊本西の目標で

フライアウト+三振=10以下

というのがあったらしいです。

こういう考え方は初めて聞いたので新鮮でした。

さて、和智辯には今年も新曲が登場しました。

5回と7回あたりに演奏していた「ヤマト」という曲です(表記不明)。

この曲は中谷監督をイメージして作ったとか。和のテイストを取り入れた曲になっているそうです。

そして、今日はめっちゃ点が入ったのにジョックロック無し

ジョックロック温存とも言われていました。

和智辯13-2熊本西

第二試合 市和歌山(和歌山)×高松商(香川)

ここから2回戦。

市和歌山も高松商も素晴らしいエースがいますが、なんと両チームとも先発がエースではないという、奇襲!?

市和歌山は岩本真之介投手ではなく背番号9の柏山崇選手

高松商は香川卓摩投手ではなく中塚公晴投手

先攻の高松商は初回に無死から走者を出すも無得点、からのウラに市和歌山が大会第7号本塁打で先制。

更に2ウラにも市和歌山が追加点を挙げ3点を追いかける展開となりました。

4ウラに安打と犠打で一死二三塁のピンチで高松商はエース香川投手を投入。

ここで0で切り抜けられれば、流れも高松商に来そうなところでしたが、2ストライクから暴投で1点を献上、更に新居選手の悪送球も重なり、その後適時打でこの回3失点。

この展開はかなり厳しい。

5表、高松商はようやく初安打からの連打も出るものの抑えられる。

6表に高松商が一死満塁から2点を返して一死一三塁で市和歌山は岩本投手に継投。

ここをきっちり併殺で抑えるんです。

完全に市和歌山のペース、流れを渡さない守り。

高松商は攻めてはいたし、走者も出した。

9表は二死になりながらも満塁としたり。

でも最後も好捕に阻まれました。

市和歌山は失策もあったけど、守備が良かったです。

抜けそうな当たりを何個かアウトにしていました。

ピンチで登場したエースが抑えたか抑えられなかったが勝敗を分けた気がします。

高松商は最後までペースを掴みきれませんでした。

ということで、四国勢は全滅となってしまいました。

仕方ない(泣)。

市和歌山は52年ぶりのベスト8進出。

センバツは近畿が強いイメージです。

高松商は夏も見たいチームです。

ぜひ戻ってきて、私にプリティフライの掛け声をマスターさせてください。

市和歌山6-2高松商

 

今年も私の疫病神は健在の模様。

本当に申し訳ありません。

第三試合 星稜(石川)×習志野(千葉)

習志野もエースの飯塚脩人投手ではなく、背番号17の岩沢知幸投手

この先発起用は予想外だったようです。

奇襲は成功すると大きい。

初回、星稜の奥川恭伸投手は習志野の美爆音にも動じないのはさすがだ。

どうやら、初戦で美爆音対策をしていたそうだ。

2ウラに星稜が先制、このタイミングで習志野は岩沢投手から飯塚投手に継投し、二死二塁のピンチを切り抜けます。

4表、習志野の攻撃、無死一塁でレッツゴー習志野が流れ始めます。

走者が一塁でチャンステーマというのが、そうそうチャンスはないという表れかもしれない。

実況の方も「二塁に行ったらレッツゴー習志野が流れる」と言っていましたが既に流れていました。

最近の実況は応援の実況も求められているようで大変だ。

この回適時打で習志野が同点とし、なおも二死満塁と攻めるもここは同点止まり。

習志野は一塁に走者がいるときにはレッツゴー習志野、最後の方はもはや走者がいなくてもレッツゴー習志野でした。

もう何でもチャンスってことですよね。

7表に習志野が勝ち越し、9表に兼子将太朗選手大会第8号の本塁打でダメ押し。

星稜の奥川投手は10奪三振も勝利とはならず。

星稜にとっては去年の夏に続き、魔の2回戦となってしまいました。

小林徹監督がこの勝利に関して、勝利監督インタビューで「まさか」と仰っていたのが面白かったです。

奥川くんを打てたこともまさか。

勝って「しまった」こともまさか。

謙虚な監督さんです。

習志野は三番を打つ根本翔吾選手が最初の打席で死球を受けて途中交代となったのが心配です。

中心選手が抜けるのは痛い。

次の試合では元気に出場することを祈ります。

習志野はセンバツ初のベスト8進出!

習志野3-1星稜

 

今大会は公立が調子が良さそう。

10年前のセンバツも優勝したのは公立の清峰だったしね。

市和歌山は3試合連続で公立同士の対戦となるのも珍しい気がする。

明日の試合

第一試合 明豊(大分)×札幌大谷(北海道)

第二試合 龍谷大平安(京都)×盛岡大附(岩手)

第三試合 山梨学院(山梨)×筑陽学園(福岡)

第一試合は個人的には札幌大谷を応援したい。

対戦相手は横浜を打ち崩した明豊、どういう試合になるだろう。

龍谷大平安は盛岡大附は初戦延長を制したチーム同士の対戦。

初戦に打ちに打ちまくった山梨学院と初戦で無四死球95球完投勝利の筑陽学園の西投手がどんな投球をするのか楽しみ。

 

もうベスト8を懸けた対戦なのですよね。

センバツって早いなあ。

バスの予約もそろそろしないと。