大会四日目。

今日も楽しみなカードが目白押し。

第一試合は95回の夏の準々決勝の第一試合のカードと同じだし、飯山は長野大会決勝延長サヨナラだし、習志野はセンバツ準優勝だし、高松商はプリティフライだし、全試合に公立が出てくるし、四国勢が2校だし。

すごく盛沢山な一日でした。

第一試合  花巻東(岩手)×鳴門(徳島)
第二試合  飯山(長野)×仙台育英(宮城)
第三試合  習志野(千葉)×沖縄尚学(沖縄)
第四試合 高松商(香川)×鶴岡東(山形)

第一試合  花巻東(岩手)×鳴門(徳島)

花巻東×鳴門、このカードが決まった時にはわーってなりました。

忘れもしない、2013年の夏の準々決勝第一試合、鳴門のエースは板東湧梧くん(現ソフトバンク)で、徳島大会から一人で投げ抜いていました。

花巻東にはカットマンの千葉翔太選手がいて、一人で40球くらい投げさせた、というような記憶があります。

私の中でカットマンというと同じ花巻東の佐藤涼平さん。

小柄で(150㎝台)で二番打者で中堅手でという似たプレースタイルの選手でした。

話題にしづらいということもあってか、あまり取り上げてもらえなかったのが残念でした。

なかったことにはしてほしくないですよね。

この時は5-4で花巻東が勝利しました。

鳴門としてはリベンジ試合です。

花巻東というと、岩手大会決勝戦で大船渡高校に勝利して話題になりました。

いや、話題になったのはその大船渡の大注目の佐々木朗樹投手が投げなかったことだったのですが。

「甲子園で佐々木が見たかった」

というような声が多く上がっていて、優勝した花巻東に失礼な話だなあと思いました。

大船渡には抗議の電話が殺到したとのこと。

そういうの本当止めなさいよ、高校野球に自分たちの都合を押し付けるなよと。

一人で好き勝手言うのは構わないけど、学校に対して批判するのは違う気がする。

そういう人にならないようにしたいと思いました(一歩間違えるとやりかねない(汗))。

あと、花巻東は去年から髪形を自由にしたらしいです。

最近増えてきていますよね。

さて試合は履正社の時の如く朝ドラ「なつぞら」中に鳴門が3点を挙げていました。

走者一掃の適時3点打だったようです。

花巻東は3回表から、エースの西舘勇陽投手を投入。

最初の対戦は注目の浦和博選手

浦選手は打率が6割超です。

浦選手が安打で出塁し、走者を三塁まで進めて犠飛で鳴門は追加点。

その後も鳴門が追加点を挙げ、打ちも打ったり10安打10得点。

徳島大会では打率2割台でしたが、やっぱり地方大会と選手権とは違いますね。

渦潮打線健在!

西野知輝投手は4点取られながらも完投勝利。

花巻東も9ウラに三塁打(本塁打かと思った)と適時打で粘りを見せました。

鳴門は6年前のリベンジです!!

鳴門10-4花巻東

第二試合  飯山(長野)×仙台育英(宮城)

飯山は長野大会、公立校同士となった決勝戦で延長10回サヨナラ勝ち。

その瞬間を偶然バーチャル高校野球で見ていたので気になるチームになりました。

飯山のアルプスは初出場らしく多くの応援が駆けつけていたようです。

飯山の吉池拓弥監督は1990年生まれの若い監督。本当、若い監督が増えるなあ。

仙台育英は去年、佐々木順一郎監督から須江航監督に変わりました。

仙台育英の監督というと、佐々木監督のイメージが強かったですが、現在佐々木監督は福島の学法石川の監督をされています。

学法石川というとお友だちのGUCHIさんの息子さんが去年までいらっしゃって、去年は試合を見に行ったなあ。

仙台育英の先発は一年生の笹倉世凪投手、捕手も一年生の木村航大選手の一年生バッテリー。

試合は最初に仙台育英がチャンスを作るものも生かせず、3回表に飯山が主将の大川陸選手の適時打で初得点を挙げます。

しかし、そのウラ仙台育英がすぐさま反撃、連続適時打などで一気に4点でひっくり返します。

その後仙台育英打線が猛打を見せつけ、5回ウラには10得点。

その後も得点を重ねていき、最終的には24安打20得点で大勝でした。

飯山のアルプスはぎっしりで、アウトを取る度の拍手とか温かかったです。

春夏通じて初出場、初得点も刻みました。

ほろ苦デビューにはなりましたが、これからの歴史に繋がっていくことでしょう。

仙台育英は去年浦和学院に9-0で負けた悔しさを晴らしました。

宮城県勢春夏通算100勝になったということです。

仙台育英20-1飯山

第三試合  習志野(千葉)×沖縄尚学(沖縄)

習志野はセンバツ準優勝、混戦千葉大会を勝ち上がり、見事に夏も戻ってきました。

千葉は専大松戸か木更津総合もあるのではないかと思っていたのですが、センバツ準優勝の意地を見せてくれました!

センバツ優勝の東邦が出場できなかったので、センバツ優勝校不出場でセンバツ準優勝出場パターンは2011年の93回の夏以来かな?

その前は2009年の91回だったと思う。

もし、両方出場できなかったら2008年以来になると思うのですが、その時のセンバツ優勝校が沖縄尚学だったりします。

まあ、もしも話なので全然関係ないのですが。

夏も習志野の美爆音が響きます。

習志野は先攻が好きなイメージですが、この試合でも先攻を取っていました。

試合開始のサイレンの直後に流れる大音量の校歌とかいいですよね。

美爆音で相手チームが動揺するという話もあるくらいなので、アルプスも共に戦っています。

先制したのは習志野、中盤に沖縄尚学が逆転、その直後に習志野が同点にするというシーソーゲーム。

また沖縄尚学が勝ち越して、9回表に突入。

一死一塁から習志野は盗塁を仕掛けてセーフになります。

この場面で盗塁とか習志野すごい。

その後沖縄尚学の失策があり、一死一三塁からの適時打で土壇場同点にします。

そして、今大会二試合目の延長に。

延長10回表、習志野が勝ち越して逃げ切りました。

強い、これがセンバツ準優勝の底力か!!

センバツでも逆転が多かったっけ?←不確かな記憶

飯塚脩人投手は6者連続三振等、いい投球を見せました。

習志野5-4沖縄尚学(延長10回)

第四試合 高松商(香川)×鶴岡東(山形)

第一試合、第二試合が多く点が入る試合で、第三試合が延長だったので、第4試合開始は17時過ぎになりました。

高松商は香川大会の決勝も見たので思いもひとしお。

英明のとんでもスクイで同点にされて英明の流れかというところで最後にサヨナラ勝ちを決めました。

まだそんなに経っていないのに懐かしい感じがする。

高松商のエースは香川卓摩投手が注目です。

気の強そうな感じで良きです。

春では活躍した新居龍聖選手は香川大会でほぼ出場していなかったので何故かと思ったらケガがあったそうです。

その間に成長した阿部祐慧選手が正捕手の座を掴んだのだとか。

試合は2回、3回に1点ずつを高松商が挙げるのですが、5回表に満塁から三塁ベースに当たる高松商にとっては不運な当たりで鶴岡東が勝ち越し。

更にこの後鶴岡東は本盗を仕掛けますが、これは間一髪アウト。

高松商側で見ていたのでアウトでセーフな感じでした。

解説の杉本慎吾さんも「驚いた」という本盗でしたが、以前に「習志野×静岡」で習志野が本盗を決めて驚いたとお話をしていたので、最近の試合であれば録画チェック案件です。

6ウラには高松商が無死から安打で出塁、犠打が三塁線切れずに内野安打、流れがちょっと来たかなと思いましたが、鶴岡東の影山行雄貴投手がゴロと2奪三振でピンチを切り抜けます。

7ウラからは好投の影山投手から池田康平投手に継投。

池田投手もいい投球を見せます。

8回表、二死を取ってから2連続長打で鶴岡東が追加点を挙げ、ウラに走者が出ても牽制で刺されたりで高松商はペースをなかなか掴みきれません。

9回表には鶴岡東が大会第9号となる2点本塁打で更に突き放します。

4点を追いかける高松商は一番の飛倉爽汰選手からの攻撃ですが、代打に立岩知樹選手

立岩選手はセンバツでは四番を打っていましたが、この夏初打席は三振に終わりました。

その後、高松商は2点返すも反撃及ばず。

個人的には辛い結果となってしまいましたが、鶴岡東の両投手もよかったし、攻撃もよかったし、無失策だし・・・。

結果は仕方ない。

香川投手が試合終了後にすごく笑顔で、なんかそれが爽やかで・・・見ていて泣きそうになりました。

この夏、香川大会の決勝から応援できてよかったです。

強いて言うなら新居君も見たかったなあ。

高松商の分は明徳義塾と鳴門と宇和島東が頑張ってくれるはず。

頑張れ四国勢!

ありがとう、高松商。

また出場を楽しみにしています。

鶴岡東6-4高松商

明日の試合

第一試合  日本文理(新潟)×関東一(東東京)

第二試合 熊本工(熊本)×山梨学院(山梨)

第三試合  岡山学芸館(岡山)×広島商(広島)

明日は三試合日、今年から三試合日も朝8時からになったようなので気をつけないとです。

まあ、終了時間が(試合内容にもよるけど)早くなるだろうから中継終わってから何かできそう。

明後日に高校野球ファン女子会(観戦会)をやるのでその準備に使おうかなと。

明日は、熊本工と広島商という伝統校の公立が2校が登場です。

第三試合はお隣対決です。

今大会は近いところの対戦が何となく多い気がする。

第三試合からは2回戦に入ります。

ということは、もうすぐ一巡。

一巡したら駆け足で大会が進んでいく。

夏も早いなあ。